【基礎講座】実は大手じゃない方が高く売れる!?買い手選びのポイント(オンライン)
日程
2021年10月21日(木) 10:00~11:00
対象者
「具体的な買い手を探したい」「売却金額を見据えたい」など、M&Aへの真剣度が高い中小企業オーナー様。
概要
安心のため大手に譲渡したいという考えは自然なことです。ただ、事前準備なくM&Aを進めてしまうと、最終的な譲渡金額が低くなり、想定と異なる場合もあります。
これは決して買い手が売り手を騙そうとしているわけではなく、ある事情があります。そのような買い手の実情、カラクリを買い手経験者ならではの切り口で語ります。
上場企業に売るメリットとデメリットを比較し、「上場企業に売っても損しない」方法までお伝えします。
セミナーの流れ
M&Aにおける会社の値段の決まり方
非公開企業のM&Aでは、評価の考え方に一般的なものがあります。一般的なので、算定方法もシンプルで、多くの企業で採用されています。そのため、相場はある程度、事前に分かってしまいます。
一方、最終的には買い手との相対取引になるので、最後は買い手との交渉で決まります。ベースとなる相場があって、そこからどのように金額の最終合意まで妥結するのか、そのプロセスは共通です。実際に会社を買った経験に基づいて実態を伝えます。
なぜ買い手によって評価が変わるのか
上場企業を買い手にすると、上場企業の監査の対象となる場合があります。上場企業は一般の投資家の投資対象となるため、会計基準が厳しく、一層の正確性が求められます。監査の対象になると、この基準に準ずる形で企業評価をされる場合が多く、貴社の状況によっては、最終合意までのプロセスの中で評価が下げられることもあります。
大手に売っても評価が下がらないようにするには
とはいえ、「だから未上場企業だけを買い手候補にすれば良い」という結論は拙速で、上場企業に売った方が会社の将来が安定するのも事実です。そこで、評価を下げないためにはどうすればよいのか、前準備として何ができるのか、M&Aを始まる前にこそできる「転ばぬ先の杖」を伝授し、専門家の使い方なども交えてノウハウを公開します。
登壇者プロフィール
M&A One株式会社
代表取締役 吉川 将平
京都大学卒業後、国内最大の大型M&A執行部隊である野村證券株式会社投資銀行部門に新卒入社。
ベンチャーキャピタルやスタートアップでの経営企画業務を経て、
東証一部上場企業、株式会社トレジャー・ファクトリー経営企画室にてM&A実務を担当。
M&A案件の発掘から企業価値算定、投資回収プランの策定、企業価値算定及び投資回収計画スキームの改善、案件の執行・管理、統合後の経営管理まで一貫して実行。
2020年10月には同社過去最大規模となる売上20億円規模のM&A案件の全体統括及び条件交渉等、案件執行全体を担当。他、同社初の出資案件の発掘、交渉及び執行、同社初の異業種M&A案件などを担当。
2021年、中小M&A支援の品質に問題意識を持ち、M&A One株式会社を創業。
330社以上のM&A会社を調査、セカンドオピニオンやアドバイザーの代理選定などを行う。